(How to best prepare for the Storm — John the Baptist)
【目次】
・洗礼者ヨハネのメッセージ
・【解説】
このメッセージを送られた「洗礼者ヨハネ(バプテスマのヨハネ:Joannes Baptista, John the Baptist)」は、イエス・キリストに洗礼(バプテスマ)を授けた人物として有名ですが、人物像についてご存知のない方へのご参考として、日本大百科全書(ニッポニカ)の一部をご紹介します。
――パレスチナにおける洗礼者運動の代表的人物。『新約聖書』伝承によれば、祭司ザカリヤの子として生まれ(「ルカ伝福音(ふくいん)書」1章)、紀元28年ごろ(「ルカ伝福音書」3章)ヨルダン渓谷において預言活動を行い(「マタイ伝福音書」11章、「マルコ伝福音書」11章)、人々に説教し、悔い改めの証(あかし)としての洗礼(バプテスマ)を授けた(「マルコ伝福音書」1章)。彼が「バプテスマのヨハネ」とよばれるのは、このためである。そしてイエスも彼から受洗する(「マタイ伝福音書」3章、「マルコ伝福音書」1章)。加えてきわめて原始的な生活を送っていたことも特筆に価する(「マタイ伝福音書」3章、「マルコ伝福音書」1章)。そして禁欲的な生活を送っていたことから、エッセネ派の一員またはクムラン教団に関係があったのではないかとも考えられる。
私には、「洗礼者ヨハネ」の人となりが「シルディのサイババ(Sai Baba of Shirdi)」に酷似しているように思われます(・惑星地球と多くの人類は、真実の道を歩み続けています―サイババ)。
年代的には、前者はイエスの時代(4BC-AD30)に接点があり、後者は1800年代の人物ですが。時代の先駆者は、誰でも似たようなものでしょうか。
なお、洗礼者ヨハネは、十二使徒のヨハネとは別人です。
また、上記の「クムラン教団」は、1947年に初めて発見された「死海文書(死海写本)」にも関係します。
※※※
どんな疑いにも囚われないようになるために
親愛なる皆さん、光と愛への道へ果敢に取り組み続けましょう。それというのも皆さんは今、さまざまな形で、不安感や疑いへ追い込まれているからです。
この惑星のシフトは本当に起こっており、人類は本来の状態に戻ることが出来るのか? アセンションは概念に過ぎないのか、それとも実際に起こるのか?
何もかも基本的には同じことの繰返しのように見え、人々の忍耐が試されており、多くの人が「黄金時代への確信」に背を向けています。彼らは、自らの使命を忘れ、この時代の流れの中で道に迷ったのです。
実際に起こっていることは、これまでに何度も繰り返し言われてきた「終末」です。それは、高次のエネルギーを自己の場に招き入れた者なら誰でも、決して見逃すことのない「終末」です。
したがって、人類社会のシフトと人類が関わる全システムの変化を、期待して待ちましょう。
しかし好ましい結果の現実化は、ゆっくりと少しずつ表れることを承知しておきましょう。例えて言えば、ビルディングの完全な解体には、まず全体を支える梁(はり)や柱を撤去する必要があるわけですね。
ドラマやトラウマが深化するのを避けるために、皆さんにとって適切な速度で、それが起こっているのです。「終末」においては、このシステムの終了を導く出来事は、筋が通っていて充分に納得できると、大多数の人が思うでしょう。
ショックの無い移行へ
いま人類は、ある種のショック体験をしないで済むように、シフトへの準備をされています。
このプロセスを通して、できるだけ多くの人類が、喜んで、新しいレベルの存在へと滑るように入るように導くことが、“光の精神界”
の目標なのです。
「新体制」を確立できるようにする前に、多くのものが一掃されなければならないとしても、更なるトラウマを避けることが肝心です。そこで、精神的に、心的に、そして感情的に、この嵐への備えが必要になります。
それというのも、地球がシフトし、あらゆる対応策を尽くし終わった時、必要とされるのは、ずぶとい神経だけでなく、神の恩寵が働き神の保護は同時に何処にでもあるという確信です。
さまざまな予言によって引き起こされる、恐怖心の根拠は薄弱です。――確かな根拠のある唯一のことは、神への信頼です。この先の準備の日々を通して、それを深めましょう。何事であっても、あなたを狼狽させたり軌道から外れさせたりしないように。
神と一体になれば現実が変わります
あなたが混乱していたり、心に疑いを抱いているとすれば、確かなことはこれです。――あなたは、それが解消するまで自己に対するワークを必要としています。その上で、あなたと神との間に、何事によっても何者によっても、隔てられることのない一体性を確立しましょう。
あらゆる個人の努力は、神への絶対的な信頼の強化に
向けられるべきです。これが、アセンションの第一歩です。
その先で、あなたは ”光の入口“ へ登る階段を
風のように速く登るでしょう。
親愛なる皆さん、
未来の恐怖を煽る「ニセ預言者たち」に近寄らないようにしましょう。
あなた自身の未来と、この惑星の未来とを、共に決定しましょう。
心を完全に神に対して開けば、新しい現実が生まれます。
神聖なもの、優れたものや美しいもの、幸福感、愛や完成の境地――これらすべては、神の身近にいることによって生まれます。これは皆さんの、神から与えられた生得権です。いま重要なことは、これに尽きます。
洗礼者ヨハネです
愛と光の道を歩み、神の元での自己完成に到達されるよう。
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このメッセージはオーストリア人のヤーン(JJK:Jahn J Kassl)が受けたもので、原文のドイツ語から英訳されたページが〔こちら〕にあります。またドイツ語のページは〔こちら〕にあります。
以下では、このメッセージのテーマとなっている「嵐」を、重点的に取り上げたいと思います。
当然のことですが、ここで言われる「嵐」は、私たちになじみの深い台風やサイクロンあるいはハリケーンのような局地的に起こるようなものではなく、この惑星の住民全体を巻き込む現象のことです。
そこで直ちに思い浮かぶのは、「アトランティスの崩落」のことです。「崩落」を前にして人々が避難を始めた段階で、どうようなメッセージが高次元領域から伝えられていたでしょうか。
それについて、Natalie Sian Glassonの著書「White Beacons of Atlantis」(初版2015年、邦訳なし) の一部を引用してみます。
――私たちは、いつアトランティスが崩落するのか、崩落が実際に起こるのかどうかさえ告げることが出来ません。しかし、中部アトランティスの指導者層をリードしている、異星からやって来た存在たちの意図とパワーは激化しています。私たちは彼らのプランや意図を知っていますが、もしそれが実行に移され現実化すると、アトランティスは崩落するでしょう。
すでに多くのコミュニティがアトランティスを離れて他の国へ、そこで平和的な新生活を始めたいと考えて、移住し始めています。
創造主とのスピリチュアルで内心的な繋がりに重きを置く一部のコミュニティは、彼らが持っている智慧や知識を、未来の世代のために保存する意図を持って、アトランティスから避難しています。
別のコミュニティは、アトランティスに留まって光を保持し、ヒーリングを遂行することを要請されています。あなた方はこれに該当し、もしアトランティスが崩落すると、私たちは他の宇宙存在たちと協力して、肉体を持つ人々を運ぶために造られた巨大な容器に、あなた方を収容して光速で移動し、その先でエジプトなどへ移します。
結局、大西洋にあったアトランティスは崩落した(それより前に崩落した、太平洋にあったレムリアと同様に大陸全体が海底に沈んだ)わけで、その状況についても同書の後半に詳細な描写がありますが、ここでは省略します。
ちなみに、「White Beacons of Atlantis」は、著者Natalieが、自分自身のアトランティス時代の前生Naraから受けたメッセージの全体を、そのまま著書にしたもので、実質的な著者はNaraです。しかし魂のレベルでは「同一人物」で、「Natalie=Nara」は、人類の開明をサポートするために、高次元世界から「アトランティス」や「現代の地球」へ転生しています。そして、本として出版することは、「両者」の出身母体で著書の中にも頻繁に登場する、「Celestial White Beings」の意図であり要請でもあったようです。
私の知るかぎり、このような著作には前例がなく、Natalie自身も、著作への取り組みを進める過程では、少なからず葛藤があったようです。次は「序文」からの引用です。
――「Naraの物語」の出版には、いつも何か引けてしまうことがありました。今になって気づいたことは、「Naraの物語」は単なる物語ではなく、人生そのもので私の人生、それが同期的に私の現在の人生と多くの人々の現在および当時の人生にも影響している。それらは普通にある人間の感情や体験に彩られており、その多くは、私という存在から解放し癒す必要があるものなのです。
確かに、高次元世界や魂のレベルでは「時間は存在しない」ので、すべてが「いま現在」で同期的に起こっているわけですね。なお、Natalieのホームページは次です〔www.OmNa.org〕。
話を戻して、上で言われる「異星からやって来た存在たち」については、地球の魂(ガイア、あんすまか)の、次のような描写があります。
――かつては、聖なる女神の時代があったのです。それは、古代の言い伝えにある女神で、贈り物を与え、喜びと調和の歌をもたらすために、あなた方の惑星にやって来ました。そこへ、この聖なる女神を滅ぼそうとする、男性的な勢力が登場しました。皆さんは、その時何が起こったのだろう、と思うかもしれません。あなた方はそれを暗黒と呼びますが、確かに、彼らが登場したのは、この美しくすばらしい惑星にとって暗黒の日でした。もともと彼らは、何事にも無頓着な、好戦的なグループでした。彼らはどんな生命をも顧みることがありませんでした。彼らが彼ら自身の惑星や他の場所にもたらすことができたのは、破壊の爪あとだけで、後に残した荒廃を気にすることはありませんでした。そのような彼らが、この宇宙という庭園の宝石である地球へとやって来ることが許されたのです。彼らは、悪意や災い、そして美しいものに対する無関心さをもたらすことになりましたが、それは無関心というよりも、美しいものを破壊してやろうという感覚に近かったのです。そして、おわかりのように、まだ今日でも、彼らの一部が生き残っています。
(ガイアからのメッセージ①)
ご存知のように、アトランティスやレムリアは、この世界の「公式の歴史」からは完全に抹消されています。念のために、それに関する創造主のメッセージを引用しておきます。
――概して人類は、人体が持つ能力を忘れてしまいました。アトランティス崩壊の一側面として、そのスキルや能力、可能性は忘れられてきました。
そして、そのことをよく知っていて、人類がそのことを思い出さないように非常に熱心に働いてきた者たちがいました。それは、ヤミの道を歩いた人々の表現の一部でした。もう一度言いますが、そのことに関して、どんな判定や裁(さば)きもありません。
それは単にこの意識状態がもたらしたもので、すでにお話したように、多くの人々がそこから学んできたのです。したがって、そのスキルを忘れてきたこともまたその一部だったのです。
(創造主 アセンションと2012年を語る③)
ついでながら、「人類がそのことを思い出さないように非常に熱心に働いてきた」と言われる、彼らの動機は何でしょうか。
おそらく、惑星地球と人類を実質的に支配し続けるには、それが不可欠と考えたのでしょう。更には、レムリアやアトランティスのケースでは不首尾に終わった「惑星地球の全体を壊滅させる」という根本動機を、先々で実行するためにも、それが必要だったのでしょう。
ご存知のように、「2012年の冬至」のケースでも、彼らの意図は妨げられています(・あの「2012年 冬至」に何が達成されたか―サナンダとの対話)。
或る意味で「アトランティスの崩落」は、惑星地球を存続させるためには、避けることのできない出来事だったようです。「White Beacons of Atlantis」の中に、「Celestial White Beings」の次のような説明があります。【注】:アンドロメダ人については、文末の【関連】をご覧ください。
――アンドロメダ人たちが惑星地球の生き残りのために強力な役割を果たし、起こり得た壊滅的な反動の多くを抑圧してくれました。
幸い今回は、すでに「新生地球(新生テラ)」が始動し、そこ到る「ベストの道」が、大御神さまを始め多くのメッセージで示されています。洗礼者ヨハネの今回メッセージの核心も同様ですね。
それでも、Naraたちと同様の理由で、または他の理由により(とりわけ人類が現状から大きく変わらなければ)ギリギリまで地球に残る大勢の人々がいるでしょう。
そして「現在の地球」は次の時代には存続しないとみられ、「嵐」は必ずやって来る。これを、私たちは無視し続けることは出来ないと思われます。
現時点で確かなことは、洗礼者ヨハネが今回のメッセージで言われる、次でしょう。
――ドラマやトラウマが深化するのを避けるために、皆さんにとって適切な速度で、それが起こっているのです。「終末」においては、このシステムの終了を導く出来事は、筋が通っていて充分に納得できると、大多数の人が思うでしょう。
――あらゆる個人の努力は、神への絶対的な信頼の強化に
向けられるべきです。これが、アセンションの第一歩です。
【関連】
・宇宙融合のための惑星地球と人類の独特の役割 ― モーリス・アマンダ(2020年1月)
・その日には、地球と人類はこうなる!(2014年11月)
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