「地球の皆さんは幻想世界でゲームを演じています」と言われるが・・

すぐには納得できそうもない、このテーマについて考えるとき私たちが持つべき最も大切な基本認識は、私たちが今ここ惑星地球に生を得ているのは、「誰にとっても決して間違いではない」という事実でしょう。
それについて、例えば次のようなメッセージがあります。

――この惑星で途方もなく大きな変化が進行していることが、今では明白に見えるようになっており、それを主流のメディアでさえレポートするほどです。
それに関して政治家たちが、恐怖や不安を煽る切り札を例によって駆使しているので、社会の至る所にある激動や不安定化を見聞きしても、決して取り乱したり恐怖や不安に陥ったりしないようにしましょう。

存在するのは「愛」だけです! 他のすべては幻想です。
確かに、人類は苦しんでいます。しかし「居場所を間違えている人は一人もいない」という真実を思い起こすべきです。

この瞬間に地球にいる全員が、自らの神聖な本質である「愛」を、行動で示し、分かち合い、広げるために、今この場所に居ることを「選んで」います。
「愛」は皆さんの全ての問題への答で、そのために大勢が「行動する愛」そのものとなり、人類の目覚めに寄与するために地球へ転生しています。それは現に成功しつつあります。
皆さんが各地で目にする物理的な現象は、極めて効果的な「ウェイク・アップ・コール」で、それは「実際に」聞き届けられています。

そして私たちが「血道をあげて」取り組んできて今でも取り組んでいる「幻想ゲーム」について、例えば次のように説明されています。

――必要とされたことは「このゲーム」の本質を見抜くことで、あなたはその明察を得ます。 忘却を生きる境遇を脱して、思い出すべきです!

どうか、これを知ってください: この世界でいま起こっていることのすべてが、あなたが思い出すのに役立ちます。 それは、本当の自分は何者で、実際には何をするために地球へやって来たのかということで、そこに各自の独自性があります。 この大変動が根本的なものであればあるほど、自分の人生の意味を探ろうとする願望は強くなります。

――「神の息子」は、「分離」というものを体験するために、「幻想」を設計し構築することを「選び」ました。
それは「彼」が、「父なる神」を必要としないことを「自ら」立証したいと思ったからで、多くの人が経験する十代の反抗に幾分似ています。
そして「神」が、その計り知れない叡智によって認識していたことは、「最愛の息子」には無限の力を与えてあるので、「彼」が構築する「幻想」は驚くほどリアルに見えるだろうということ、実のところリアルに見えすぎて「彼」はその中で道に迷うだろうということでした。「彼」は、実際に道に迷ったのです。
さらに「神」には、「彼」が「帰郷への道」を見つける方法を、直ちに「自分」が与えることも予見していました。

覚えておいてほしいことは、分離という感覚は一瞬だけ続いたことです。本当の意味では起こっていないのですが。
しかし、その一瞬に「幻想」が現れ、何十億年も実在するかのように見えました。
そしてそれら何十億年の間に、皆さんは大変な苦難にさらされました。皆さんが遂に手放す用意ができた、その苦難です。
実際には、皆さんの多くが永年にわたって固執してきた「自己犠牲という妄想」にもかかわらず、受難や自己犠牲は決して有益な目的に寄与するものではなく、寄与しないことを見せる以上のものではありません。

受難や自己犠牲は、皆さんが「幻想ゲーム」の中に盛り込んだものです。それを「面白くて好奇心をそそられ、驚きが絶えない」ものにするために。
皆さんはそれを「途方もない夢」のレベルを超えて、「悪夢」にまで発展させることに「成功」したのです。
しかしそれは非現実的で幻想的な存在様式なので、今やそれを断ち切り、皆さんの永遠の本質で、一人ひとりの内部で息づいている「愛」を再発見する時です。

上の引用で「神の息子」というのは、お分かりと思いますが、「私たち」のことです。
そして次の箇所については、少し補足説明が必要かと思われます。

――そして「神」が、その計り知れない叡智によって認識していたことは、「最愛の息子」には無限の力を与えてあるので、「彼」が構築する「幻想」は驚くほどリアルに見えるだろうということ、実のところリアルに見えすぎて「彼」はその中で道に迷うだろうということでした。「彼」は、実際に道に迷ったのです。

実のところリアルに見えすぎて『彼』はその中で道に迷うだろう」――その通りのことが現に起こっているわけですが、ここで多くの方が抱かれるに違いない疑問は、これでしょう。

「幻想」と言われるが、私たちは「物理的現実」を生きており、そこには完全に機能する法則や算式があるではないか。
また私たちの肉体はDNAによって構成されており、DNAをベースとした肉体の成立ちは、「ヒト・ゲノムプロジェクト」などによって完璧に解明されている。
つまり私たちは「科学的裏付け」のある「確かな現実」を生きているので、「幻想を生きている」とは考えられない。

ここで、どうしても登場させる必要があるのは、かつてこの惑星地球に存在した「地上天国アトランティス」と「その崩壊」のことです。
アトランティスの崩壊」によって惑星地球と人類の全てが変わり、例えばヒトのDNAは12条から僅か2条にまで低落し、いま私たちは「アトランティスの残滓(ざんし:残りかす)」を生きているに過ぎませんが、それでもリアルに見える「残滓」を、確かな現実と誤認しているのです。
たとえ「残滓」であっても、「アトランティスの片鱗」は生き残っているからです。
この辺の事情について創造主は、次のように興味津々の説明をされています。

――2012年や人類史の大部分に関する大方の議論について興味深いことは、約12,500~13,000年前にあなた方の惑星上で起こったこと、つまりあなた方がアトランティスの崩壊として知っていることについて、無視しているという点です。
また、その知識を葬り去ろうとして非常に熱心に働いた人たちがいます。彼らによって、化石に残された歴史やそのとき実在した証拠が、化石の記録というよりむしろ人工物などが、注意深く取り除かれました。それらはあなた方の惑星上で発見されたものですが、アトランティスの真実を実証するあらゆる証拠はことごとく破壊され、取り去られたのです。
再度言いますが、それらのすべては、いわゆる「ヤミの勢力」としてこの惑星を歩んできた人々によって、非常に活発に、かつ上手に演じられたゲームの一部です。
しかし真実は、アトランティスの崩壊は実際に起こったということで、今でもその証拠は確かに残っていて、その一部はよく知られており十分な裏付けがあります。

以下の引用は、上の「アトランティス」もそうですが、2009年8月にキャロリン(Carolyn Evers)とリチャード(Richard Presser)が高次元からのメッセージを受信するために、いつものように精神統一をし終えた時、何の前触れもなく創造主から送られてきた長時間にわたるメッセージ(Q&A形式)の一部です。
これを一読すれば、創造主が持っておられる視点の高さと共に、慈愛のこもったお言葉に心を打たれます。
「幻想ゲーム」を完全に納得するには、これを読むだけでも十分と思われます。

――あなた方はいつも、内容に関係なく私のメッセージを、外部に伝える先導者でした。光のものであれヤミのものであれ間違いなく私のメッセージを、私の代理人として外に伝えてきて、今またそれをやっています。
そして遂に、人類の全員が本気になって至高の人生ゲームを演じてきた、というトリックに気づいてリチャードは、一刻も早くキャロリンに話したいと思ったのを私は知っています。

そして、どんな場合においても、それが光であれヤミであれ、彼ら自身の神、彼らの創造主(根本創造主)に対する彼らの愛に根付いた絶対的なコミットメントと共に、ゲームは展開しています。
そしてほとんどの人がそれはゲームだということを忘れて、そのような情熱やコミットメントを携えてそれぞれの役割を担っています。しかし、どんなものでも良いゲームなら、そうしたものではないでしょうか?
あなた方は、考えつく限りの嗜好を総動員して、あたかも他には何も存在しないかのように、最大限に楽しみながらゲームに打ち込みます。実際にその時は、他には何も存在していないのです。
まさにそれが、あなた方がこれまでやってきたことであり、あなた方一人残らずそのようにやってきたのです。
そして私はこのゲームを、驚異と喜びをもって観てきました。私のこの上なく美しい創造物によって、それほどまでの情熱を持ってプレイされているこの生命のゲームを観てきたのです。
全員がそれほども熱中してきて、あなた方二人も負けず劣らず熱情と献身を傾けてきました。
あなた方に対しては、たぶん他の誰よりも、たぶんイエスと呼ばれている者以外の誰よりも多くのことが求められましたが、それを見事にやり遂げてくれたので、もし可能ならお二人をもっと愛してあげたいと思うくらいです。それができるかどうかわからないけれど、そうだと言いましょう。
だから、私はあなた方二人に、それはすべてゲームだったと気づく、今がその時であることを知ってほしいのです。あなた方はそのゲームから目覚めつつあります。そして、皆を目覚めさせ、故郷に帰り、共に祝う、その時がやってきたのです。
これほどまでに情熱とコミットメントを持ってプレイしてきたこの素晴らしいゲーム、このゲームを通じてあなた方は皆、真理について、また愛、光、平和、喜びを体感することについて、想像もつかないほど多くのことを学んできました。
こうしてプレイされてきたゲームなしでは、私たちの誰も、私ですら、根本的真理の体験の驚異と、そこにあるのはすべて愛であるという真理を、本当の意味で正しく認識することはできなかったでしょう。

あなた方が今では、驚異とマジックの全体像に気づいて、「すべてはゲームだった」という短くてシンプルな言葉のエネルギーを受け入れるようになるにつれ、宇宙はあなた方の意図に気づいています。

あなた方は、前途で待っているマジックをまだ想像することはできません。それは、この惑星にあった苦難を、あなた方が通り抜けた後に可能になるものだからです。苦難といっても本当は幻想ですが、あなた方の次元では大変リアルなものです。
そういうわけで、その世界では苦難が非常に大きかったので、それだけ余分にマジックが、あふれ出る権利を獲得したのです。
これまでもたびたび言ってきたように、求めが大きかった者には恩恵もまた大きいので、あなた方はそれを受け取り始める時期を生きています。
そのマジックが次第に展開してきます。それを選ぶ人は、その栄光、驚異、喜び、マジック、活力、光、笑い、興奮、その他どんなものの中にあっても、それが息を呑むようなことだとわかるでしょう。そして実際、その通りになるでしょう。