〔本稿の(上)より続く〕
――どうか、これを知ってください:
真の献身には澄んだ意識を持つことが不可欠で、それは神の恩寵の何たるかを理解していることです。
無条件であることの意味は、完全に目覚めて神に献身することで、盲目的に神に従うこととは別です。
――真の献身には、あらゆるレベルで完全に自覚していることが不可欠で、完全な自覚の下(もと)で決断することが必要です。
ますます多くの人類が、その特質を備えるようになっており、この世界に高い光のエネルギーを放出しています。――アセンションは、あらゆるレベルで本当に起こります。
――私と一緒に来るがよい!
といっても、それは何を意味するでしょうか?
私と一緒に来る意味は、すべての想い、すべての言葉、すべての行動、そして意図することのすべてを神に、つまり私に、調和させることです。
人生に神を持ち込む意味は、あらゆる瞬間に私が存在することによって新たな洞察が助長され、有害な影響力が手放されることです。
――個々の人類にとって、この時期に最も困難なことは(思考、時間そしてエネルギーを)適切に配分しながら、圧倒されるような出来事の中でも、神の保護の下(もと)に留まり続けることです。
あなたのそばに神を持ち、あなたの人生に神を持てば、あらゆることが可能になります。人がとても不可能と考えることでさえも。
私の保護は絶対的なので、あなた自身を完全に私に委ねることです。
「神への献身」と表裏一体の関係にあるのは「神の恩寵(おんちょう)」でしょう。
そして上で言われている「圧倒されるような出来事」とは、この先で人類が避けることのできない「惑星地球の完全な浄化プロセス」でしょう。
以下は一連のメッセージの結びの部分ですが、これを読めば、これまでにも伝えられている「惑星地球への神の臨在」つまり、この局面で「神(創造主)」が直々(じきじき)に地球で働かれている主旨が見えてくるように思われます。
「奇蹟」への言及は、その中にあります。
――いま私は人類の中で働いています。
私がやって来たのは、認識への扉を押し広げ、皆さんを害から救うためです。
根本的なポイントはこれです。――あなたが私の保護の下で生きれば、害はあなたに近づくことができず、あなたにとって死は、中身のない影(かげ)であり続けます。
したがって私がお勧めするのは、さらに深くあなた自身の神秘の中に身を浸すことです。あなたの真実の断片を明るみに出すだけではなく。
つまり、お勧めするのは、あなたを構成している素晴らしい現実の全体像を見るようにすることです。
そのために必要なことは、あなたの人生のガイダンスを、私に委ねることだけです。
そうすればすぐにも、あなたは私に融合して、導かれる者と導く者とが離れることはなく、同じ道を同じ目標に向けて歩み、あなたは目標に到着できるでしょう。
私はあなたのために、自分を識別できるようにし、必要な運命の変転を提供し、地上天国を整えます。
このメッセージは、あなたを完全に私に近づけることを唯一の目的とするものです。
あなたのために私は、来る日も来る日も奇蹟を用意しているので、あなたはそれに参画するようにしてください。
奇蹟に対して自分の心を開くことは、私に対してそうすること、
私に対して心を開くことは、奇蹟に対してそうすることです。
惑星地球の現局面は、神が「人類の中で働いて」下さるほどの段階にあるのでしょう。
実際に、「惑星地球の完全浄化」と「地上天国の建設」とを同時進行させ、個々の魂の選択に応じた新世界・別世界への「変転」を寸分の間違いもないように遂行しなければならない。
まさに「神の陣頭指揮」を不可欠とするほどの、宇宙でも空前の巨大イベントなのでしょう。
間違いなく、すべての人類にとって最も必要な「奇蹟」は、これまでの惑星地球が「更地」になり「5次元の新しい地球」へ「変転」するプロセスにおいてでしょう。
これは、どう考えても個人の力では不可能で、「神の恩寵」に縋る(すがる)しかないでしょう。
上記メッセージの他にも「神」ご自身が、そうしなさいと慫慂(しょうよう)されており〔②〕、多くの高次元マスターたちも同様のメッセージを送って下さっています。例えば次です。
――あなたが自宅に居ても、どこか別の場所に居ても、「神の臨在」の中にいます。あなたが居ることのできる場所は、それ以外には絶対にないからです。
したがって、目覚めるという意思を可能なかぎり強く保ち、精神領域にいる兄弟姉妹たちに助力を頼むことです。
彼らは、あなたを常に見守り励ましており、あなたが覚醒に至るよう軽くつついて注意を引いたりしています。だから必ず応えてくれるのです。
いつも彼らはそこに居て、あなたが助力を頼んでくるのを我慢強く待っています。それが彼らの望みだからです。〔③〕
――献身を抜きにした生き方は不可能です。
何故なら、創造の中のあらゆる世界の「いのち」は献身によって創られ、個別の「いのち」に対する創造主の献身によって受けた、形態と表現を身につけているからです!
つまり献身は、すべての「いのち」の根本的な原理です。〔④〕
――今日まで皆さんは、様々に異なるセミナーや講座やワークショップなどを体験して、多くのものを身につけられたことでしょう。
それでも皆さんの中には「残りかす」があります。――手放したくなかったものや、どんなに努力しても今日まで解放しきれなかったものが。
根本的な原理はあなたに明かされていないのか、基本的な洞察が欠けているのか、完成はまだやって来ていないのか?
そうだとすれば、何故でしょうか?
親愛なる皆さん、私が申し上げたいことはこれです。
何故なら、あなたの神への献身が、いまだに保留されているか、または完全ではないからです。
これに関して言えば、あなたの神への渇望は、もっと自由に表現される必要があります。
そうすれば神を深く信頼して、この最後のステップを受諾する気持ちが生まれるでしょう。――「その日」が到来する前に。〔⑤〕
――いったんあなたが神と直接つながり、神との無条件のワンネスを実現すれば、すべてが与えられます。神への完全な献身の下では、無くて不自由するものは何もないのです。
不足感が起こるのは、神の摂理が不適切に捉えられているからです。
そこでいま、この事実に注目して、それに集中的に注意を向けましょう。
そこは、あなたにとって未知の場所ですが、あなたが大昔から目的にしてきて、あなたの渇望が満たされる場所です。〔同上〕
ちなみに「奇蹟的な体験」は、かなり前から多くの方にとって日常茶飯事のようになっているのではないでしょうか。
私のささやかな体験の中でも、個人としてまたはグループとしての「奇蹟的な出来事」は多数あります。
その中で簡単に視覚できる映像として、例えば次があります。
◆ウルルのサンセット(SunsetOfUluru)
◆イルカたち(Dolphins)
◆風と砂の芸術(WorksOfWindAndSand)
これらは当日が荒天では(場合によってはその前の天候状態によっても)「ぶち壊し」になる「一発勝負」の賭けのようなものですが、いずれも交通手段やホテルの予約の関係で、(旅行の主目的に付随して)少なくとも1か月前に決まった旅行日程の一環でした。
それが失敗することは全く念頭になく、成功を願いもせず祈りもせず、単純に予定の中に組み入れただけです。
これらが神の采配なのか、地球さん(ガイア)の配慮なのか、宇宙同胞たちの働きか、それとも「たまたま」そうなっただけなのかは不明です。「宇宙に偶然はない」とも言われますが。
以上は「奇蹟」という意味では序の口で、皆さんは遥かに目が醒めるような体験をされていると思います。
上のメッセージのなかでも、このように神は言われているからです。
――皆さんは覚醒への過程で、日々に自らの基本波動を上昇させており、それが皆さんの内部で起こっています。
皆さんの光は日々に明るさが増し、精神的負担が小さくなっています。
皆さんは日ごとに神に、つまり私に近づいており、すでに多くの方が私に、誠実に、無条件に、そして完全な献身と共に、ついて来ています。〔①〕